2016/01/26

会長報告:今年次第26回 通算第1259回例会

いよいよ地区研修協議会の準備が本格化してきました。事務手続きはたいへん気を使う作業ですが、近藤憲康実行委員長、柴田幹事はじめ実行委員の皆さんには疲れることと思いますが、頑張って進めていって欲しいし、今後も他の会員さんにもご協力を仰ぎたいと思います。今日の例会は会員全員に今回の地区研修協議会の概要と指導者会議、本会議の具体的役割について周知させていただくために時間を費やしたいと思います。


さて、相続の話をします。先月公表された国税庁の相続税の申告事績によれば、平成26年中に亡くなられた人数は約127万人、相続税の申告数は約5万6千人(申告割合4.4%)、関わる相続人数は約13万人、相続税額は1兆9千億円、遺産は土地が5兆円、現預金が3兆円、以下有価証券2兆円、家屋が続きます。こうした中、皆さんご承知の通り平成27年から遺産から控除する基礎控除の改正により、5000万+1000万×法定相続人数が、3000万+600万×法定相続人数になりました。そのため従前は相続税がかからないと思っていたのに、今回の改正によりかかってしまうケースが増えてくることは確実です。こうしたことをネタに各金融機関がチャンスとばかり富裕層のみならず、一般の人々にも対象を広げ相続対策セミナーとやらを宣伝、開催しています。税理士の顧問先にも触手を伸ばしてきています。なかでもある程度以上のところには金融機関がお抱えの税理士法人を連れて来て、場合によっては顧問先を奪っていってしまうケースもあります。確かにそういった連中はアピールするのが上手くプレゼンテーションも相手が喜びそうな資料をファイリングして見せています。商売だから当然といえば当然ですが、永年付き合いのあった顧問先とはこれまで信用でやってきたのに、借入金のある顧問先に金融機関の半ば強引ともいえる弱味につけ込んだやり方には違和感を感じます。別に特定の金融機関のことを言っているのではありませんが、、、

本題に戻ります。相続対策が必要なのはいうまでもないことですが、企業経営者にとってはその事業を今後どうするかという点がまず最初です。もうこれでおしまいというなら、個人財産の処分だし、継続するのであれば会社の株式、経営の問題がそれに加えられます。いずれにせよ、相続対策というのは、相続人対策、相続財産対策、相続税対策があります。遺産分割調停も多く担当していますが、裁判所に持ち込まれるのは当然もめているので来ているわけで、一筋縄ではいかないケースも多いです。いずれも親子関係、兄弟関係、親戚関係ともに悲惨な状況が続いています。財産が有る無しに関わらず揉めています。亡くなられた被相続人はその状況を知る由もないことですが、たいへん残念なことです。後でたいへんなことになりそうだと思う人は今のうちに何らかの対策を講じておかないといけません。生前贈与や遺言、信託などいろいろありますが、皆さんも信用できる方に相談されて、安心して余生を過ごしていただきたいと思います。


2016/01/19

会長報告:今年次第25回 通算第1258回例会

先週軽井沢の碓氷峠で悲しい事故が起きてしまいました。私も以前は毎年夏、冬には軽井沢や白馬八方尾根にゼミの学生らを連れて深夜名古屋駅からチャーターしたバスで出かけていたものですから、あのような事故はとくに心を痛めました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

さて、今月は職業奉仕月間ということで、現場ではありませんが、職場例会をこの場で行います。昨年私の自宅近くに、段ボール、古新聞などのステーションができ、これまで市役所前まで運んでいたのですが、たいへん助かっています。それが大久保東海さんの所ということで、市川さんには感謝しております。何年か前に岡崎市のゴミ焼却センターにロータリークラブとして見学に行ったことがあります。当時でも処理量がいっぱいで、他にセンターを造らないとたいへんということで現在新たなセンターが稼動しています。年末には事務所、自宅で出たゴミをたくさん運びました。処理をされている方々には感謝しています。今日表彰される鈴木靖様におかれましては長年職務に専念され、地域社会のためご尽力いただきありがとうございました。

エコ生活は環境を悪化させ、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床になっており、何が本当のエコなのかを問うた幾つかの環境問題があります。ここでは2つ取り上げます。一つは、レジ袋です。かつてビニール袋と言われたものは塩化ビニールという成分の名前からきているのですが、それまで無駄にしていた石油の中のオレフィンという成分から出来るポリエチレンに変わり、袋の名前もビニール袋からポリ袋になりました。その塩化ビニールはその特徴を活かして壁紙や土木用のパイプなどに使われるようになり、今では石油のほとんどを使うようになり、コンビナートも無駄に石油を燃やさなくなりました。石油が有効に使えるようになったレジ袋を環境のためと言って追放しようとするのはどんなものでしょうか?
レジ袋を追放するとどうなるかというと、まずレジ袋に使っていた石油の成分を違う用途にまわさなければならないこと、次にレジ袋に代わる買い物袋を製造すること、そしてゴミを捨てるときにレジ袋に代わる専用のゴミ袋を作らなければならないことです。例えばエコバッグ。これを作るのにBTX成分という石油を使うことになり、むしろ石油消費量が増えてしまうことになるというのです。また毎日生ゴミなどが出て、これを捨てるのに以前は買い物をしてタダで貰ったさんレジ袋を使っていたのですが、いまは皆さんもご承知のように、岡崎市でもその再利用が禁止され、有料で専用ゴミ袋を買っています。
もともと使い道がなかった原料を使って石油の有効利用をしているのに、より貴重な資源を使うエコバッグを推奨し、せっかくゴミ袋として再利用リユースできるのに新品のゴミ袋を買わせるわけです。

つまりかつてタダだったようなものが高値になってきたため、環境の名のもとで追放し有料で買わせるようにしたのがレジ袋追放運動のカラクリなのです。というのがよくマスメディアに登場する武田邦彦さんの考え方です。

二つめは、割り箸の件です。割り箸を使わず、森林保護という名目のもとにマイ箸を使う運動がありました。樹木を健全に育てるためには、間引きしたり、枝打ちをしなければなりません。しかし伐採した多くの部分は森に捨てられたまま、あるいは処分されています。割り箸は間引きした細い木でも端材でも利用できるのに、なぜかロシアや中国から輸入しています。中国が採算性を重視するため材木になる木を伐採し、そこから割り箸を作っています。そのため中国でも森林を傷めているとのことです。
私もマイ箸を以前から、今日も持っていますが、当時から環境を考えてのことではなく、ただ単に駅で買った弁当に箸が入ってなく困っことがあったので、以来持つようになっただけの話です。

リデュース発生抑制、リユース再使用、リサイクル再循環といいますが、使わないことが環境にいいとは言えず、あえて使うこともいいということもありかなと、ペットボトルのことを考えるとそう思います。
つまりリサイクルといいながら、その多くは焼却されているという現実があるということです。このあたりは専門の市川さんがよくご存知ですので話を聞きたいと思います。環境教育賞もそうですが、このような機会に改めて環境問題を考えていただきたいと思います。

2016/01/12

会長報告:今年次第24回 通算第1257回例会

本日は今年72歳、60歳を迎えられる方々に思いを語っていただきます。よろしくお願いします。

今年に入ってからサウジアラビアとイランが国交断絶となり、周辺諸国を巻き込んでいます。原油価格も1バーレル30ドル程度と低く、今後の景気に悪い影響を与えそうです。アメリカFRBも金利を上げ、新興国からの資金引き上げをもたらし、ドルが買われていますが、なぜか円に対しては下がっているようです。中国の調子が悪いので、株価も上昇する気配がなさそうです。証券会社のレポートでは今年は選挙もあるし、政府も黙ってはいないだろうから、このままでは終わらないと述べていますが、どうでしょうか?

こんな中、おそらく3月決算を迎える大企業は過去最高の利益を上げる所が増える見込みです。中小企業、零細企業はなかなかそんなところは一部でしょうが、全体としては売上は微増ないし横ばい、原価増で利益は減少という所が多いのではないでしょうか?シャープ、東芝といった大企業が粉飾決算を組んだことは皆さんご存知のことと思いますが、つい数年前まではこんなことになるなんて想像してなかったでしょう。世界と戦う企業の戦略を誤ると大きな損失を被ることになると改めて感じたことでしょう。
シャープは得意としていた液晶部品が韓国製品に圧されて、JDIに身売りするかもしれないし、とくに東芝は監査法人(新日本)も悪いけれど、担当者も会社社長の命令に背けなかったのですが、結果的には不正会計操作というとんでもないことをしでかしたわけです。例えば、建設関係者ならご存知の工事進行基準の原価の見積もりの甘さ、とくにソフトウェアの開発業務という外部からはわかりにくい部署の原価データを意識的に低くしていたし、在庫の評価損の先送りをしていたり、アメリカWHウエスチングハウスを始め幾つかの買収の際の暖簾、約1兆1500億円もの評価の減損処理が必要になるし、4000億円もの繰延税金資産も利益が見込めないと計上が認められないし、こんな状態で配当もこの6〜7年間で2300億円、執行役に業績連動報酬を7億円も出しているし、今後東芝はどうなってしまうのでしょうか?いまや大企業だからとか、有名だからとか、老舗だからとかいうのは全く企業の存続には無関係です。
このように利益がないのにあるように見せるのが粉飾、逆に利益を隠すことを逆粉飾といいます

後者のようなケースは税務調査の際にマークされるわけですが、会計事務所が行う監査も限度があるので、顧問先の処理をそのままにすることがあります。例えば外注費をどこどこに支払えば、それ以上先のことは追求しないのが普通です。勿論、外注費を支払う前の証憑書類は、金額の妥当性を判断しないといけないのでチェックはしますが、支払先の通帳まで調べるわけにはいかないことはお分かりだと思います。ましてや社長の各銀行の個人通帳まで調べることをしたら、顧問契約を解除されてしまいそうです。

個人の確定申告が来月から始まりますが、法人の税務調査もあります。確定申告が終われば税務署調査官のノルマが6月まであるので調査は続きます。対象となりそうな会社は注意して下さいね。

2016/01/05

会長報告:今年次第23回 通算第1256回例会

新年明けましておめでとうございます!時間が過ぎるのは本当に早いものです。特に年齢を重ねると早く感じるのは私だけではないと思います。昨年もいろいろありました。今年もいろいろあるでしょうが、同じように過ぎていくことでしょうね。

さて、ロータリークラブの会務も半分消化し、残り半分には2月の桜植樹、IM、ミャンマー訪問、4月の地区研修協議会の主管、6月の余市65周年などが控えております。
昨年7月1日に70人でスタートした今年度でしたが、先月1名、仕事の廃業のため退会届けが出されました。去る者追わずという事ではありませんが、男が一旦そのような思いを持った以上相当な覚悟で望んだのですから、やむを得ないと言わざるを得ません。仕方ありません。そうであれば組織として新たなメンバーを補充しなければなりません。が、なかなか簡単にはいきません。確かに数名の候補者はいるにはいますが、タイミングの問題もあるし、本人の決断の意思もあるし、急ぐ必要はないのかもしれませんが、これまた皆さんのご協力をお願いする次第であります。

1989年3月に発足した城南ロータリークラブはあと2ケ月で27年が過ぎようとしています。51名のチャーターメンバーは今や15名が残り、私は誕生日の関係上当時一番若かった36歳でしたが、いまや平均年齢を3つほど上回ってしまいました。当時JCにも加入しており、この年、平成元年は私にとって大事な時でした。会計事務所開設して2年半、事務所兼自宅の新築、大学講師として2校めが決まり、いよいよ忙しくなり、以後PTA会長として、愛知教育大学附属岡崎小学校、附属中学校、岡崎高校と続き、商工会議所青年部会長、早稲田大学岡崎校友会会長、早稲田大学代議員、また講師として37年目を迎えていますが、東邦学園短期大学(現愛知東邦大学)をスタートとし、以後愛知学泉大学、豊橋創造大学、同大学院、名古屋外国語大学で教えています。家庭裁判所家事調停委員は22年目、後見監督、性同一性問題などを扱う参与員は15年目、多いときで月10回で普段は4〜5回程度出ます。役職として岡崎家事調停協会会長、各委員会への出席をしています。愛知県家事調停協会副会長、正副会長会、理事会に出席、今年は全国調停委員大会ご名古屋で開催されます。岡崎間税会副会長、岡崎納税貯蓄組合連合会副会長、明日明後日は税務署長年始挨拶です。理事役員会出席や会員からの会費の徴収管理、会計報告、税務署との調整連絡などしています。岡崎政経同友会副代表幹事、毎月幹事会、隔月の例会、岡崎グランドポップスオーケストラ後援会ロマンの会会長、定期演奏会、サロンコンサート、クリスマスコンサート、親睦会など、社会福祉法人やNPO法人の理事、監査などいずれも名誉職であれば楽なんでしょうが、実働しているので何かとたいへんです。また頭の仕入れのための東京や大阪への研修会、そして本業!本業いつやってるの?と誰かが言っていましたが、、、
こんなことずっとやってきて自己満足に過ぎないことが改めて分かったので、今年は身体を少しずつ労ってあげたいなと思いました。事実去年の夏ごろから体調がイマイチで、あれほどあった飲み会が極端に減り、地元や名古屋や東京の飲み屋さんからの誘いも断り、どうかしたのですかと聞かれますが、いちいち返事をするのも面倒になってきました。飲まない人や飲めない人の気持ちもわかるようになりました。この話を友人らにすると、自分も身体の調子が本当は悪いけどねーということをよく聞きます。ということは私だけではないと再認識しました。2、3年前から二つの団体から会長の依頼がありましたが、先月現会長から再三の要請があり、また忙しくなってしまうなあと思いながら、うち1件は引き受けることにしました。もう1件は2年後ということで納得してもらいました。豊橋の大学はこの3月で退任させてもらうようにお願いしました。

今年は、貝原益軒の養生訓、瀬戸内寂聴さんの日めくり暦のコメントを毎日読んでいます。その中で共通しているのは、身体を労わり、無理をしない生き方をしなさいということでした。貝原益軒は、生来病弱だったため養生訓に書かれた内容を自ら実践しながら研究し84歳まで長生きしました。養生とは心身の健康だけでなく親孝行を尽くしたり、人倫の道を行ったり、義理に従ったりということを含んでいて、まさに「人の生きる道」を説いたものです。人の身は父母を本(もと)とし、天地を初(はじめ)とす。養生の術を学んで、よくわが身をたもつべし。是(これ)人生第一の大事なり。身体=自分のものではなく、身体=父母のもの、天のものと考え、親はもちろん、先祖や古代の遺伝子が連綿と繋がって、自分が生かされていると考えるのが当たり前。そのため、怪我も不摂生をして身体を壊すことも親不孝だといいます。なのでそうしたときは、両親や先祖のことを思うことが養生になるというわけです。さらに養生の術は先(まず)心気を養うべし。心を和(やわらか)にし、気を平(たい)らかにし、いかりと欲とをおさへ、うれひ、思ひ、を少なくし、心を苦しめず、気をそこなはず。是心気を養ふ要道なり。すなわち、心気とは心の中を巡る気。心気を養うことは養生術の第一歩。とくに憂いを少なくするというのは重要で、考えても仕方ないことはなるべく早く忘れるのが一番です。気が人の身体にあまねく広く行きわたるようにしなければならないという教えで、怒りや悲しみや憂いなどモヤモヤしたものが集まったくると気の流れが滞ります。そうしたときは、足裏マッサージ、アロマオイル、指圧など効果的だそうです。まだまだありますが、いずれにしても
こうした生き方を実践していけたら良いなと思います。
また瀬戸内寂聴さんの1/1の日めくりに自分の身体と向き合い、無理をせず、元気に笑って過ごせるように心がけましょうと書いてありました。やはり今年はあまり無理をしないで、ほどほどにしようかなと思います。もともと無理をしない生き方をしてきたような私ですが、結局身体には無理を強いてきたのかなと思いました。正直30代、40代、50代は一生懸命で仕事も頑張ってきました。もちろん奥さんのおかげが相当大きいのですが、よくやって来たなと思います。これからは体力、知力、気力、これらのバランスをとりながら進めていこうと思いますが、、(なかなかこれが難しいとは思いますが、、、)
昨年はラジオ体操でもやろうとしてやり始めたのですが、3回めで左足大腿部内側の肉離れを起こしてしまい、あえなく終了。昔は水泳以外は何でも熟した私でしたが、最近は不具合が多いなあと感じております。
こんな私ですが、何かが外れたり、困ったりして前に進んでいかないときは、皆さんのご協力を仰ぎたいと思います。
とくに理事役員の皆さん、とりわけ萩原幹事には面倒をかけますが、残り半年ほど
よろしくお願い致します。
これをもちまして年頭にあたっての会長挨拶とさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。