2016/05/24

会長報告:今年次第41回 通算第1274例会

先週税務署署長より食事代、卓話の謝金をニコボックスに入れさせていただきましたので報告いたします。
来週、会津若松城南ロータリークラブに行って参ります。東日本大震災の災害援助金の継続支援の目録を渡すためです。これまで、互いの周年事業の際にお会いしてお渡ししていたのですが、今回はなんとか時間をつくったので、自分が行けることになりました。
また、6/4.5、一部の方々は前日に余市ロータリークラブの創立55周年に行ってきます。29名という大勢になりました。会津若松共々交流を深めてきたいと思います。
先週お話したカルバッジョの展示がある上野の国立西洋美術館がユネスコの世界文化遺産に登録がほぼ決まりました。同じ上野の東京都美術館の伊藤若冲展は今日で終わりましたが、観るために4時間も待たなければならないほどの人気でした。観るのも大変です。
今日はルノワールの話をします。
ピエール・オーギュスト・ルノワール1841年〜1919年は、絵画とは「楽しく、きれいなもの」と語っています。フランスオルセー美術館やオーランジュリー美術館が所蔵する絵画や彫刻、デッサンなど100点あまりが展示され、うち40点が日本初公開の作品です。ルノワールといったら、やや豊満な女性を描いているイメージがありますが、実は多くの題材は、彼女、妻や3人の子供や親戚、友人らが主体となっています。その中で以前から興味があった絵がありました。それは「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」です。パリ・モンマルトルの丘の二つの風車(ムーラン)のふもとにダンスホールがオープン。小麦と牛乳の焼き菓子(ギャレット)が名物。いつしかホールはムーラン・ド・ラ・ギャレットと呼ばれるようになり、日曜日には午後からパーティーが開かれ、若い男女らが踊りを楽しむ場として栄えていました。絵の中心にいるのは、お針子のエステルという女性で、ルノワールの知り合いだそうです。当時は女性が自立していくための職業として重要なものであったということです。着飾った姿、人びとの喜び、けっして上流社会の人間ではなく、その辺りにいるごく普通の人びとをターゲットにしています。数えてみたら30〜40人くらいの男女がダンスをしたり、お喋りをしたり、楽しんでいる風景を見ていると、こちらまでも楽しくなってしまう錯覚を起こしてしまいそうです。そういえば学生の頃、よくダンパ(ダンスパーティー)に行ったものです。当時は友人のナレオハワイアンズとかハイソサエティオーケストラのバンドに頼んで、会場では壁の花の女子学生の中からこれはと思う彼女を選んで踊りました。ラストダンスは午後9時で、その後が問題でした。懐かしいなあと思います。
なお、ルノワール展は8月22日まで六本木の国立新美術館で、また豊田市美術館や金山の名古屋ボストン美術館でもルノワールの絵が見られますので、是非ご覧ください。

展示会の出口にはたいてい複製画を販売する業者がいますが、つい欲しかったものを買ってしまいがちです。今回もこの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」を買ってしまいました。
私の事務所には、ルノワール、フェルメール、カラヴァッジョ、マネ、関係者の油絵、水彩画、指描き文字、石のフクロウなどが狭い部屋の壁やテーブルに飾ってあります。季節や気分によって変えていくのも気分転換になっていいかなと思います。気分転換といえば天井のスピーカーからはいつも音楽が流れています。作業効率が良くなると思ってやっていますが、どうでしょうか?

2016/05/17

会長報告:今年次第40回 通算第1273例会

今日は岡崎税務署長の横井勇二様をお呼びして、税に関わるよもやま話をしていただきます。その中でも永年査察の事案に携わってみえた横井署長の面白くて、ビックリな経験話を聞いてみたいなと思います。楽しみにしています。
先々週は上野の国立西洋美術館でカラヴァッジョ展、先週は六本木の国立新美術館でルノワール展を観て来ました。ご存知の方もあるかもしれませんが、少しカラヴァッジョの話をさせてもらいます。次回ルノワールの話をします。彼の名前は、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョといい、1571年にイタリアで生まれ1610年に38歳で没するまで、60点あまりの作品を残しました。
生来の激しい気性から諍いが絶えず、ついには殺人を犯し、逃亡を余儀なくされながら作品を描き続け、波乱万丈の生涯を送った彼は、自分以外の画家を認めず、いわば唯我独尊の世界の人間でした。その象徴的な絵がナルシシズムの語源となったギリシャ神話の美少年を描いた「ナルキッソス(1599年)」です。水面に映った自分に恋をしてしまうというものです。
ナルシシズムとは、自己を愛したり、自己を性的対象とします。健全な一次性のナルシシズムは人格形成期の6ヶ月から6歳でしばしばみられ、発達の分離個体化期において避けられない痛みや恐怖から自己を守るための働きです。
二次性のナルシシズムは病的な状態であって、思春期から成年にみられる、自己への陶酔と執着が他者の排除に至る思考パターンです。二次性ナルシシズムの特徴として、社会的地位や目標の達成により自分の満足と周囲の注目を得ようとすること、自慢すること、他人の感情に鈍感で感情移入が少ないこと、日常生活における自分の役割について過剰に他人に依存することなどがあります。フロイトによれば、誇大妄想、監視妄想、幻聴、重度の鬱、統合失調症などの症状を挙げています。

さて、ナルキッソスはエコーというニンフ(若い女性の精霊)の求愛を拒んだ罰として、水たまりに映った自分の姿に恋するという呪いを受け、彼はどうしても想いを遂げることができないので、やつれ果て水仙(narcissus)の花になってしまったということです。なので水仙が水辺にうつむきがちに垂れるように咲くのはそのためだと言います。ところでこのニンフのエコーは元々お喋りが多かったのでゼウスの神の妻ヘラによって、他人の言葉の最後の部分のみ復唱することしか許されず、こだま(木霊)となってしまったということだそうです。

カラヴァッジョのこの絵には、神話画に必須のアトリビュートと呼ばれる人物を特定する象徴的なものの描写がなされていません。しかしこれは計算された構図で、実像である両腕と水面に映った両腕が丸い円を形作っています。円は閉じられたもの、すなわち完璧さを示し、ナルキッソスが他者を必要とせず自分ひとりで充足していること、自己完結しきっていることの実に見事な象徴表現になっています。

それにしても神話の時代からこうした心の病があったということは、時代、国が変わっても人間の営みや本質は変わらないのだなあとつくづく思います。

2016/05/10

会長報告:今年次第39回 通算第1272例会

先々週の地区研修・協議会はたいへんお疲れ様でした。皆さんのご協力に感謝いたします。
13クラブ親睦ボーリング大会参加、応援の皆さんお疲れ様でした。全体のレベルが低い中、それなりの健闘していただきありがとうございました。ぜひ城南ロータリークラブだけの真剣勝負をしたいと思いますので企画して下さい。
また今日も中部経済新聞や東海愛知新聞などで岡崎城南ロータリークラブの記事がたくさん掲載されています。田中暉登さんにあらためて感謝します。いつもありがとうございます。
さて今日は消費税の軽減税率と標準税率の話をします。消費税の引き上げと同時に消費税の軽減税率が平成29年4月から始まります。国税庁はこのほどこれに関連する通達とQ&Aを公表しました。消費税の軽減税率は①酒類を除く飲食料品及び②週2回以上発行される定期購読契約に基づく新聞の品目の譲渡を対象としていることはご承知かと思います。このうち①の飲食料品については、食品表示法に規定する食品が該当します。もちろん酒税法に規定する酒類は除きます。それでは10%の標準税率なのか8%の軽減税率なのかのボーダーラインについて話します。
まず、オロナミンCはどちらでしょか?またリポビタンDはどうでしょうか?
医薬品等(医薬品、医薬部外品再生医療等製品)に該当する栄養ドリンクは標準税率、該当しないものは軽減税率なので、オロナミンCは8%、リポビタンDは10%になります。では、アサヒドライゼロ、キリンフリー、サッポロプレミアムアルコールフリーなどのノンアルコールビールはどうでしょうか?これらは酒税法に規定する酒類ではないか?ので、軽減税率の対象となります。ミネラルウォーターも同じです。ペットフードを食べてしまう人もいるようですが、これはどうでしょうか?これは飲食料品ではないと考えられるため標準税率の対象です。
次に外食のボーダーラインはどうでしょう。外食に該当する場合は10%の標準税率、しない場合は8%の軽減税率になります。
それでは具体的にみていきましょうか。蕎麦、うどんの出前や宅配ピザ、寿司の配達はどうでしょうか?これらは外食に該当しないので8%の軽減税率になります。新幹線の車内販売、ホテルの冷蔵庫にある飲料水もそうです。では、最近では見かけなくなりましたが、屋台のラーメン屋はどうでしょうか?たいていテーブルとイスがあるので、これは10%の標準税率になります。飲食できる設備があるかないかで判断するので、たとえばたこ焼き屋はそうした設備はないので、8%の軽減税率になるというわけです。
マクドナルドやモスバーガーなどファストフードのテイクアウトは軽減税率、コンビニのイートインスペースでの飲食、岡崎イオンにもあるフードコートでの飲食料品の提供、ケータリング、出張料理、カラオケボックス、ホテルのルームサービスによる飲食料品の提供などは外食に該当するので10%の標準税率になります。また新聞では、コンビニや駅売りの新聞は定期購読契約に基づくものではないため標準税率の対象となります。
なんだかややこしいでしょう。いろいろな問題がこれからもたくさん出て、場合によってはヨーロッパと同様に訴訟も起きてくることでしょう。そもそもこの消費税増税は来年どうなりますやら。