会長報告:今年次第7回 通算第1240回例会

今日は台風の影響で天候が荒れていますが、荒れているといえば株も円も同じですが、皆さん大丈夫でしょうか?
先週は有馬さんに戦後70年をテーマにした卓話をしていただきました。ありがとうございました。今日はガバナー補佐としていろいろなクラブを訪問された経験をベースにロータリーのことを面白おかしく、かつ真面目に報告をしていただきたいと思います。
さて、今日は中国、韓国、北朝鮮の歴史について若干述べてみたいと思います。14日に安倍首相が戦後70年談話を公表しました。いつまでお詫びを言わなければならないのか?という声もあれば、当然という声もあります。戦後70年も経っても未だに中国、朝鮮半島からの日本に対する風当たりが強いと感じます。
私が知っている中国という国家が誕生したのは、日本軍と戦った蔣介石の国民党を毛沢東の共産党がタイミングよく追い出した結果であり、中国国民には、いかにも共産党が日本軍に勝利したと思わせているらしい。戦争中、国共合作といって国民党と共産党が一緒になって日本の侵略と戦うことになりましたが、実態は国民党が主体の戦争でした。共産党は国民党を日本軍と戦わせ、両方を弱体化させ、自分たちが漁夫の利を占めようという戦略を採っていたのです。やがてソ連からの武器の援助を得た共産党軍が勝利を収めるという歴史があるわけです。つまり中華人民共和国というのは、共産党が国民党に勝って築きあげた国なのです。国民の選挙で選ばれたという政治的正当性はありません。そこで、日本軍と戦い、人びとを解放したことにその正当性を求めたわけです。
また、日本が朝鮮半島から引き揚げると、北半分にはソ連がソ連式の国をつくり、それまでソ連軍の大尉としてソ連軍と行動を共にしていた金日成キムイルソンを連れて来てトップに据えたのです。キムイルソンは戦争末期にはソ連の基地にいて、そこで息子金正日キムジョンイルが生まれているわけだから、朝鮮半島で戦っているわけがありません。要するにキムイルソンはソ連の思惑で国づくりをさせられたということになります。このことは当人たちにしてみれば、コンプレックスで、自分たちの力だけで国をつくることができなかったわけで、これを跳ね除けるにはどうしたらいいのかということで、自分たちの力で国をつくったという歴史を生み出すというか捏造したわけです。
韓国でも同様なことが行われています。
韓国は朝鮮半島が日本軍に占領されていたときに、上海の臨時政府の李承晩がアメリカに滞在して終戦後に戻ってきて国家が誕生しているわけで、日本軍を直接負かせたのではないのです。
北朝鮮、韓国も日本に戦争で勝利した結果誕生したということを強調しているので、結果的に反日教育になります。いかに日本が残虐なことをしたかを強調する歴史が語られることになるわけです。
こうした国民を鼓舞させるにはそれなりの理由があるはずです。
先の中国、韓国は国内問題を抱えており、日本を批判することで世論をかわす必要があるためと考えられています。小さい頃から、反日教育を徹底して叩き込まれているので一筋縄ではいかないのは必然です。なのに日本に来る人の多さはなんなんでしょうね。もっとも経済的にはインバウンドによって消費が潤っていいけれど、日本と韓国との間に調印した日韓基本条約による補償問題や中 国に対するODAの巨額の援助に関して、自国民が知らずに過ごしているらしいことは時々聞くことです。
歴史を学び、今後に活かすことは大変大事なことには違いありません。日本、中国、韓国それぞれ歴史認識が異なっているので、なかなか歩み寄りは困難極まりなく、解決などあり得ないと思います。マナーを知らない中国人、韓国人もいますが、日本人でも昔はひどいものだったわけで、そのことをストレートに非難するわけにはいきませんが、教え子など頭が良く、日本の学生など足元にも及ばない能力を持った留学生をこれまで教えてきましたが、日本や日本人のことを悪く言う学生はいません。本国に帰ったら、関係者に是非広めて欲しいと思います。そういえば米山奨学生には中国人、韓国人が多いですね。