1月はロータリー理解推進月間です。それに因んだことを何かお伝えしなければならないのですが、会長になり必要に迫られてロータリーに対する関心を深めた程度ですから、これはというテーマを選ぶのは至難の業であります。
そこで、何をいまさら、と呆れられることを覚悟の上で、「会員の義務」についてお話しさせていただきます。
会員には3つの義務が課せられています。すなわち、例会の出席、会費の納入、ロータリーの雑誌の購読であります。
第一の義務である例会の出席については、一般的な出席義務のほか、会員身分の喪失にまで繋がる半期50%ルールと30%ルールがあります。これに対しては、そこまでする必要があるのか、他の団体と比べても厳し過ぎるのではないか、という声があります。様々な意見が出るのはよいことですが、私は、この点については譲るべきでないと考えています。出席義務のタガを外せば、ロータリーのような任意団体を維持していくことは困難であり、4つの奉仕を推進するというロータリーの目的も果たせなくなってしまうと思います。
第二の義務、会費の納入については、申し上げるまでもないでしょう。ただし、その使われ方が適切かつ透明でなければならないことは言うまでもありません。
第三の義務、ロータリーの雑誌の購読についてです。購読とは購入して読むという意味です。購入はともかく、読むということについては3つの義務のなかで履行の検証が最も難しい、あるいは最も果たされていない義務、と言って差し支えないでしょう。国際ロータリーの機関誌は、RI世界本部が発行している「THE ROTARIAN」です。ホームページでデジタル版が閲覧できますが、英語のみのため、とても読む気力が湧きません。このほか、世界各地で「地域雑誌」と呼ばれるものが発行されており、日本の「ロータリーの友」はRI指定の地域雑誌です。結局申し上げたいのは、ロータリーの友を読んで下さい、ということであります。ただし、私自身を顧みれば、読まなければならない本や資料がどんどん溜まって行くなかで、かろうじて斜めに目を通している、というのが実情です。ご免なさいというほかありません。
今夜の卓話は、会員の鈴木昭弘さんによる、昨年10月に行われたミャンマー学生訪問団ホームステイの報告会です。興味深いお話が聞けるものと思います。
今夜が楽しい例会になりますよう。