クラブ会員の維持・増強について考えてみたいと思います。今年度、かけがえのない仲間1名が病気により退会されました。ご栄転により退会された会員がありましたが、直ちに後任の方をお迎えすることができました。一方で、本日現在、それぞれの事情により退会されることになっている会員もおられます。皆さんにご尽力いただきながらも、文字通りの新入会員をお迎えできないまま年度末を迎えようとしています。これらのことについては、私の不徳の結果であり、自らの非力さを噛みしながら反省しているところです。
現在の会員数は73名です。その内訳をみますと、オーナー型の企業経営者が49名・67%、専門職業人が22名・30%、地域の有力企業所属者が1名・1.5%、教育関係者が1名・1.5%となっています。会員の維持・増強に当たっては、やはり一番大きなシェアを占めるオーナー型企業経営者を念頭に置くべきだと思います。その上で、新しい類型・業種の企業人・職業人にも目を向ける必要があります。例えば、幼稚園や介護福祉事業の経営者、Webデザイナーやクリエーターといった人々の中には、ロータリーに関心を示す人がいるに違いありません。
そして、忘れてはならないのが女性会員の問題です。女性の企業家は着実に増えています。女性会員を獲得するというよりは、企業家に目を向ければ自然に数多くの女性に行き当たるという現状があります。
女性の活躍にはしばしば目を見張ります。エルマウで開催されたG7サミットの報道映像を見ると、自国開催という点を考慮しても、ドイツのメルケル首相の存在感がひときわ大きいことに気付きます。彼女は元物理学者という特異な経歴の持ち主です。結果を出し続けている彼女の政治家としてのキャリアやリーダーシップは他の首脳を凌駕していると思います。また身近なところで、私の相棒である幹事の奥様は、ある奉仕団体でバリバリと活動しておられます。
ただし、女性会員を仲間に迎えた経験のない当クラブにおいて、女性の入会に際しては、現在の会員各位に対する丁寧な対応が必要であることは言うまでもありません。
今後の会員の維持・増強に関し、間もなく任期を終える私があれこれ申し上げる立場にはありませんが、この問題がこれからもクラブにとって重要なテーマの一つであり続けることについては、会員の皆様の納得が得られるはずです。年度の区切りを超え、シームレスに取り組んでいくべき課題であると思います。
今夜も楽しい例会になりますように。