会長報告:今年次第18回 通算第1251回例会

今日の卓話は地区米山奨学委員会アドバイザーの伊藤敦夫様に「米山記念奨学事業」話しをしていただきます。一部の方には何かと言いたいこともあるようですが、今日のところは封印しましょうか?
先日東京目白台の細川氏の別邸、永青文庫に行って来ました。浮世絵春画の初めての展示会でした。なかなか引き受けるところがなく、大変だったようです。狭い館の中での展示会には大勢の見学者が押し寄せ大変でした。葛飾北斎、喜多川歌麿はじめ 大家が描いた絵がたくさんあり、お年寄りから若い人たちでごった返していました。
既に9月の開館以来10万人が来場したとのこと。ご存知のように、春画は何かと誇張されて描かれているので当時の外国人は日本人の物が相当大きいと誤解していたようです。それにしても、若い女の子たちやカップルは絵を見て何を感じていたのでしょうか?私は絵を見ている人を見ていました。少し前なら、猥褻な絵だったのに、いまは芸術品の扱いです。大英博物館では2年前に展示されていたそうです。
海外で高い評価を得ている春画ですが、日本ではまともな芸術品とはいえないと考えている人たちが多いのかもしれません。事実これらを掲載した文藝春秋の雑誌の編集長が謹慎処分されたり、警察から口頭で注意を受けたりと、江戸時代の自由奔放な性は現代とは格段の差があったということでしょう。あと1ケ月間は東京、来年2月からは京都で開催されるので興味のある方は是非どうぞ。
また性の問題意識に関してですが、学生らと話をしていても異性という感覚ではなく、仲間として呼び捨てで話しているし、男女グループで旅行することやカップルで泊まりがけの旅行でも当然ですが同じ部屋ということも抵抗感はないし、ましてや親も分かっていてそれを許しているし、自分たちの昔とは随分違ってきたなあと思います。当時は親に内緒で、あるいは何らかの理由をつけて旅行に行ったものでが、、、皆さんはいかがですか?