会長報告:今年次第33回 通算第1266回例会

昨日のトラディションGCでの会長杯、風が少し強かったかもしれませんが、あそこのゴルフ場は大雨の記憶がありましたので、いい天候でなによりでした。敬道さん、おめでとうございます!素晴らしい!元気の素は何なんでしょうね?
いよいよ12日後の4/3には地区研修協議会の指導者会議が開催されます。これまで近藤憲康実行委員長のもと関わってこられたメンバーに感謝します。4/24の本番までよろしくお願いします。
さて、今日の話は、離婚問題について少しお話しします。日曜日夕方私は奥さんとイオンシネマで山田洋次監督の「家族はつらいよ」を観て来ました。「男はつらいよ」の監督です。20年ぶりの喜劇になるそうです。
そのときになんと同じ映画を中根常彦弁護士が、彼女と二人で観に来ていたのを目撃してしまいました。
山田洋次監督の「東京家族」(2013年1月公開)は、1953年の小津安次郎監督の「東京物語」のリメイク版で、おかしくて、かなしい、これはあなたの物語です!というキャッチコピーだったのですが、今回の「家族はつらいよ」も同じような感じで関連性がありました。家族は大事なものではあるけれど難儀なものでもあるという観点から撮られたものです。
映画のポイントは、三世代同居で、隠居生活をしている橋爪功演じる周造はある日突然吉行和子演じる妻から、離婚を告げられ、大慌て、家族中がゴタゴタする中で、平然と構えている妻は、これまで夫の昔風の考え方に愛想が尽きた様子で、これからは自分の人生を楽しみたいと言うところにあります。この夫は、自分の脱いだ服も靴下も妻に片付けさせるという勝手な頑固親父で、妻だけでなく、他の家族にも強い態度であたる典型的な古いタイプの男でありました。「言わなくてもわかっているはず」というような自分よがり、自己中心的な夫に嫌気がさしたのでしょう。
これに似たような話はどこの家にもありそうなことかもしれませんが、こうしたことを喜劇にしてしまう山田洋次監督は素晴らしいなと思いました。
裁判所の調停に来る夫婦で夫が、よく口にするのは、「突然妻が家を出て行った」、「急に離婚届けを見せられた」、「勝手に出て行ったのだから、なんで生活費を負担しなければならないのか」とかいろいろ言います。妻は言ったのは突然だったかもしれませんが、それまで我慢してきたものが、爆発した可能性が高いのです。夫はそうした妻のサインに気付かずに、あるいは多少なりとも気が付いていたとしても話し合うこともなく、これまでズルズルきてしまったケースは多々あります。今回の映画の内容もこうしたことが、積み重なってきたものです。
言わなくてもわかるだろう!というのはありません。女性には優しく態度で示してあげないといけません。なので、口にして伝えないといけません。男性脳と女性脳とは根本的に違うことを理解していないと間違えることになりかねません。どうぞ皆さん、くれぐれも女性をいたわってあげることを忘れないでくださいませ?やはり、まずハグしてあげましょう!スキンシップは大事です!但し触りすぎは要注意です。変態と言われた男を知っています。