先週税務署署長より食事代、卓話の謝金をニコボックスに入れさせていただきましたので報告いたします。
来週、会津若松城南ロータリークラブに行って参ります。東日本大震災の災害援助金の継続支援の目録を渡すためです。これまで、互いの周年事業の際にお会いしてお渡ししていたのですが、今回はなんとか時間をつくったので、自分が行けることになりました。
また、6/4.5、一部の方々は前日に余市ロータリークラブの創立55周年に行ってきます。29名という大勢になりました。会津若松共々交流を深めてきたいと思います。
先週お話したカルバッジョの展示がある上野の国立西洋美術館がユネスコの世界文化遺産に登録がほぼ決まりました。同じ上野の東京都美術館の伊藤若冲展は今日で終わりましたが、観るために4時間も待たなければならないほどの人気でした。観るのも大変です。
今日はルノワールの話をします。
ピエール・オーギュスト・ルノワール1841年〜1919年は、絵画とは「楽しく、きれいなもの」と語っています。フランスオルセー美術館やオーランジュリー美術館が所蔵する絵画や彫刻、デッサンなど100点あまりが展示され、うち40点が日本初公開の作品です。ルノワールといったら、やや豊満な女性を描いているイメージがありますが、実は多くの題材は、彼女、妻や3人の子供や親戚、友人らが主体となっています。その中で以前から興味があった絵がありました。それは「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」です。パリ・モンマルトルの丘の二つの風車(ムーラン)のふもとにダンスホールがオープン。小麦と牛乳の焼き菓子(ギャレット)が名物。いつしかホールはムーラン・ド・ラ・ギャレットと呼ばれるようになり、日曜日には午後からパーティーが開かれ、若い男女らが踊りを楽しむ場として栄えていました。絵の中心にいるのは、お針子のエステルという女性で、ルノワールの知り合いだそうです。当時は女性が自立していくための職業として重要なものであったということです。着飾った姿、人びとの喜び、けっして上流社会の人間ではなく、その辺りにいるごく普通の人びとをターゲットにしています。数えてみたら30〜40人くらいの男女がダンスをしたり、お喋りをしたり、楽しんでいる風景を見ていると、こちらまでも楽しくなってしまう錯覚を起こしてしまいそうです。そういえば学生の頃、よくダンパ(ダンスパーティー)に行ったものです。当時は友人のナレオハワイアンズとかハイソサエティオーケストラのバンドに頼んで、会場では壁の花の女子学生の中からこれはと思う彼女を選んで踊りました。ラストダンスは午後9時で、その後が問題でした。懐かしいなあと思います。
なお、ルノワール展は8月22日まで六本木の国立新美術館で、また豊田市美術館や金山の名古屋ボストン美術館でもルノワールの絵が見られますので、是非ご覧ください。
展示会の出口にはたいてい複製画を販売する業者がいますが、つい欲しかったものを買ってしまいがちです。今回もこの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」を買ってしまいました。
私の事務所には、ルノワール、フェルメール、カラヴァッジョ、マネ、関係者の油絵、水彩画、指描き文字、石のフクロウなどが狭い部屋の壁やテーブルに飾ってあります。季節や気分によって変えていくのも気分転換になっていいかなと思います。気分転換といえば天井のスピーカーからはいつも音楽が流れています。作業効率が良くなると思ってやっていますが、どうでしょうか?