今年次第46回 通算第1095回例会

日時:平成24年6月26日(火) 18:30~21:00
場所:岡崎ニューグランドホテル
司会:プログラム委員会(太田三伸君)
◇開会の点鐘(会長・桐渕利次君)
◇ロータリーソング「奉仕の理想」(ソングリーダー・長野哲也君)
◇会長報告(会長・桐渕利次君)
本日は、最終例会です。長期療養中の二宮敬宇君が出席してくださいました。私の推薦者でもあり、心よりお喜び申し上げます。本日先週行う予定であった「1年を振り返って」を報告させて戴きます。
◇諸事
①ガバナー特別表彰。(小野智範君)
◇幹事報告(幹事・山本剛司君)
①6/21に理事役員新旧懇親会が「さくら」にて6時30分より開催されました。ご参加下さいました皆様ありがとうございました。
②6/22に岡崎RAC卒業式が「ローレライ」にて7時より開催され、会長、幹事、RAC委員長が参加いたしました。
③西尾RCより例会変更の連絡が届きましたが、注意が必要ですのでメークアップされる方は、事務局で受付場所等をご確認下さい。
◇副幹事報告
①次週、第1回理事会のご案内。
◇ニコボックス発表(ニコボックス委員会・小野智範君)
一般申告
◇出席報告(出席会場委員会・鈴木豊君)
会員72名中、出席免除17名、出席名、欠席名
本日出席率% 前々回の修正出席率%
◇次回例会案内
7/3(火)岡崎ニューグランドホテル 18:30~19:30
クラブフォーラム「会長方針・幹事挨拶」
会長・近藤憲康君
幹事・井上武彦君
◇1年を振り返って(桐渕会長)
はじめに、皆様のおかげをもちまして、本日を迎えることができましたことを心よりお礼申しあげます。本年度のクラブの1年を、画像とともに振り返ってみたいと思います。
ロータリーは、危機と軌道修正を行いながら、107年続いている組織です。RI会長方針、ガバナーの指導に耳を傾け、クラブの自主性の下に、クラブ・リーダーシップ・プランCLPの良い所を取り入れていかなければなりません。
今年度は、長期目標、年次目標、クラブ・リーダーシップ・プランの中で、会員増強・ロータリー財団・広報を3重点項目とする会長方針を選択致しました。
長期目標として、社会奉仕・新世代奉仕では地域が誇るものを発掘・支援し、「街づくり・人づくり」に貢献すること、国際奉仕ではミャンマー教育支援の継続、クラブ奉仕・職業奉仕ではロータリーの理解を深め“楽しい例会”をめざすことを掲げました。
年次目標の達成は、スライドに示します。
今年度の重点項目から、年度を振り返ってみます。
第1の会員増強についてですが、日本のロータリアンは、明らかに減少しています。退会の3大理由は、“クラブに指導性がない、魅力がない、奉仕がない”という愕然とするものでした。今問われているものは本質的なことであり、“会費を払い、時間を割いても出席するロータリーの魅力、出会いとその感動がなければ会員増強はあり得ない”と、思われます。今年度、当クラブは、40代の入会者が5名あり、その内1名はミャンマーからの米山記念奨学生でした。会員増強に貢献のあった小野智範君がガバナー特別賞を受賞し、2名の推薦者、柴田仙功君にも心より感謝申し上げます。残念ながら、健康上の理由などで、5名の退会者が出ました。また、次年度は退会の意志を表明している方が3名います。今年度末の職業分類では、多業種の6名、新会員を迎えることができました。
次に第2の重点項目、ロータリー財団について述べます。
例会では、「年次寄付は、ロータリアンであるならば、自発的に行われるべきものであること」を繰り返し説明し、金額を指定しなければ協力できるという会員のために、個人募金として「財団コイン募金箱」を設置しました。
財団「新地区補助金事業」として、本年度はコンサートを行いました。
このときの感動は、クラブ会員の財団への理解につながり、その結果、年次寄付は全員参加、平均130ドル以上の協力が得られました。財団の目標である“自分たちの財団である”という自覚と“財団に対する誇り”が芽生えつつあるように思います。
第三の重点項目は、広報です。
「“今、ロータリーは何をしている?”この問いかけに、RI本部のあるエバンストンの知識人でも答えは返ってこない。」と、RI会長は問題提起をしています。広く社会に理解されるロータリーが望まれています。広報の重要性は、クラブにおいても同様です。今年度は、HPの充実、新聞や“ロータリーの友”に積極的に投稿することを呼びかけました。コンサートでは、終始一貫して、この事業が財団の補助金により行われることを広報し、この意識がクラブ会員にも浸透するように努めました。
次に、時系列に、今年度を振り返ってみます。
前年度1月より予備理事会を招集し、前半では重点項目の問題提起を行い、この際の資料が、「岡崎城南ロータリークラブ要覧」となりました。このクラブ要覧には、過去の家族例会、職場例会、社会奉仕活動、米山記念奨学生などの記録を掲載しました。近藤敬道君の資料を参考にさせていただきました。
予算編成に際し、財政健全化の検討が必要となりました。RI会長の「変えるべき事は変える」この言葉の重みを感じました。ガバナーおよびガバナー補佐、岡崎4RC会長幹事会の皆様にご助言戴き、クラブ会員および会長会の強い支持を受け、理事会は半年後、人件費の見直しを行うことができました。人件費高騰の最大の原因は、会員への決算報告が行われていなかったためと検証されます。また、二度とあってはならないことですが、例会出席の不正行為が、他クラブとの協力により発覚しました。最終的に理事会は、「事務職員に謝罪させた上で処分すること」を決定しましたが、この処分を幹事から聞いた事務職員は自主退職の道を選びました。これが全ての経過です。
幹事事務所は5月より新体制となり、幸い事務能力のある職員に恵まれ、これまで長年懸案事項であったインターネット・バンキングを取り入れ、ロータリー財団の二重登録を修正するなど、業務内容の改善を果たしました。事務職員は、自ら業務日誌を作成し、引継のみならず、クラブ会員が幹事事務所の動向を知ることができるようになりました。全ての預金通帳をパソコンに入力し、クラブ会員がいつでも確認できるようになりました。これらは、初代事務職員の山内恵美子さんの御指導の賜です。また、例会出席率算定上、分母が毎回同じであることを不審に思われ、出席率の誤りが判明し、地区への修正報告となりました。分母には、スライドに示すようにA、B、Cの3者が加わることを御確認戴きたいと思います。また、クラブおよび個人の例会出席率は、自動的に算出できるようになりました。今後皆様のご指導のもとに、事務職員は、さらに、事務能力を高め、他クラブに遜色のない幹事事務所となるように望んでおります。以上、今後人件費は半分以下となり、クラブ財政の健全化を達成することができました。健全なクラブ財政は、全会員の監視の下に行われなければなりません。年次報告書で、ご確認をお願いいたします。
9月には、ガバナー補佐訪問がありました。「どのクラブも、人件費の問題を抱えています。」と、励まされ、「例会出席の不正行為には、会員に示しがつかないので早急に対処すべし」と、ご指導いただきました。80才の松前ガバナーは、一時体調を崩されましたが、岡崎南RCとの合同例会にはお元気な姿でご訪問いただきました。
1年に一度のロータリーの祭典、地区大会には、多くのロータリアンが集まり、交流を深めます。91才のRI会長代理の言葉には暖かい品格がありました。RI会長代理ご夫妻 歓迎晩餐会のフィナーレでは、広い会場一杯に、「手に手つないで」の輪ができました。
本年2月には2つの報告を行いました。
一つは、ロータリー財団セミナーで、西三河中分区を代表して、「岡崎ふれあいコンサート」について報告しました。ガバナーの許可を得て、「奉仕の理想」岡崎城南バージョンもお聴き戴きました。
もう一つの報告は、IMです。ガバナー補佐の方針で、当クラブを含めた4RCが「クラブ活性化のために」というテーマで、報告を行いました。前回同様に、「奉仕の理想」城南バージョンをお聴きいただき、クラブを紹介いたしました。
以上、このような本年度のクラブの活動に対して、国際ロータリー表彰としては、2760地区で、当クラブを含めた13クラブにRI会長賞が授与されました。RI表彰の二つ目は、RIチェンジメーカー賞です。地区で二つのクラブが受賞し、当クラブにその栄誉が授与されました。地区表彰として、ガバナー賞は17クラブが受賞し、代表として当クラブに、松前ガバナーから表彰状が授与されました。これらの受賞は、クラブ全会員の奉仕活動が評価されたもので、皆様と喜びを分かち合いたいと思います。
最後に、具体的にこの一年のクラブの活動をお示しします。
クラブ奉仕は、スライドの様な各委員長が活躍してくれました。
クラブ奉仕では、季節感のある特別例会をはじめ、クラブ紹介パンフレット、同好会、他クラブとの交流などを行いました。
7月は七夕例会、願い事を短冊にしたためました。8月は納涼例会、クラブの名を記した江戸風鈴の鳴る中、レディー・ガガ姉妹を招聘し、ビアガーデンで楽しみました。親睦活動委員会が大活躍しました。9月は月見、10月は秋祭、11月は紅葉、12月は年末家族例会、新年1月は新春例会、震災蝋燭例会、2月節分、3月は創立例会、4月花見、5月新緑例会と、季節感のある特別例会を楽しみました。
13クラブ親善ソフトボール大会では、城南のエース佐々木君が絶好調で、九鬼キャプテンのリードも良く、「勝ち残るのでは?」との声も出るほど、皆様大活躍し、大勢の応援団と伴に、楽しい休日となりました。同好会、趣味の会など、多くの会員交流が行われました。今年度待望の「入会ガイド」、新規入会者のための案内書 が、親睦活動委員会から発行されました。ニコボックスは、スライドのように、皆様に多大な御協力を戴きました。病気療養中退会となった稲垣君に代わり、鈴木美能治委員長には、御尽力戴きました。
ここで、岡崎高校コーラス部の歌う「奉仕の理想」城南バージョンをお聞きいただき、クラブを紹介したいと思います。
「一番」
我々のクラブは、ほぼ街の中心を流れる川のほとり、城を背にして、春は桜吹雪、夏の夜は川面に映る花火、瞬く間に秋紅葉の季節を迎え、凍てつく風に向かって、一年の四季折々を伴に過ごします。
「二番」
緑多き、歴史と文化の街、例会場から城が見えます。岡崎高校コーラス部はロータリーの教育支援に感謝し、混声四部合唱のこの曲の録音に協力してくれました。将来地域を背負う新世代、早い時期に、ロータリーの良い印象を与えることができたようです。
「三番」
毎年、クラブは川の草刈り清掃奉仕に参加しています。年月を重ね、永久の友情により、強い絆で結ばれ、奉仕の理想を目指しています。ロータリーの魅力、その出会いと感動を求めて、親睦と奉仕に、我々の結束を示し、2年後の創立25周年に向かいたいと思います。
次に、職業奉仕では、今年度は、岡崎女子短大で職場例会を行いました。また、会員の発案でクラブ内、8事業所が中学生の職業体験を受け入れました。
社会奉仕では、秦梨小学校と竜海中学校に環境教育支援を行いました。他クラブと共同で、菅生川河川敷草刈奉仕を行いました。
岡崎美術展 クラブ賞は、洋画部門でした。岡崎市民美術展、クラブ賞は、工芸部門でした。軟式野球中学校新人戦は、クラブ旗を授与しました。(7秒)
国際奉仕は、ミャンマー教育支援を継続し、財団、米山双方に、善意の寄付を募りました。本年度のミャンマー訪問団には、初めて参加する会員もいました。本年度のWCS活動報告も完了し、京君の資料を加え、ミャンマー国際奉仕の再編集を試みました。初期10年間は、5つの図書館、道路・教室の改修、井戸の整備を行い、現在は、奨学会KIBOHを継続しています。14年間、クラブの有志が現地に赴き、手渡しで支援を行ってきました。ミャンマー訪問団は、会員17名、退会者・家族を含め27名、延べ90名です。旅費を自己負担し、クラブの支援金を手渡しで届けて下さった有志の皆様に、感謝申し上げます。
新世代奉仕では、RACの会員増強を行い、RYLAセミナーに参加し、東日本大震災福島教育支援プロジェクトは、姉妹クラブを通して行われました。理科の実験教室では、小学生に「四つのテスト」を解説しました。
財団補助金事業 「岡崎ふれあいコンサート」は、受付、会場、司会、すべて会員の手作りで、行われました。NHKコンクールに出場した、 小・中学校コーラス部を招待しました。報道関係者にも広報に御協力いただきました。第Ⅰ部では、10曲が歌われました。休憩時間には、先生にサインを求める列ができました。第Ⅱ部では、岡高三度目の世界一の映像に感動し、先生の指導で、「紅葉」を全員で合唱しました。アンケートの結果から、ロータリーを理解し、身近になった方が96%になりました。岡校へは、太田政信君作成の合唱台とハーモニーディレクターを贈呈しました。HPを作成し、 YouTubeに掲載し、全世界で三万五千回以上、視聴されています。
音楽は、世界を結びます。バイロイト音楽祭では、毎年各国から多くのロータリアンが集まり、音楽祭やロータリークラブ例会で再開します。先日も、ロータリー家族が、岡崎を訪れ交流しています。
本年度、クラブは「人の痛みがわかるように」をテーマとしました。1年間例会前に、会場に流れていた音楽は、ワーグナーの“パルジファル”「聖杯騎士団の男声合唱」です。本日、今流れている音楽は、テーマの源となる“パルジファル”のフィナーレです。
以上、家族に理解され、奉仕を継続しつつ、「変えるべき事は変える」というRI会長に導びかれた1年でした。
本年度のご協力、まことに有り難うございました。
◇1年を振り返って(山本幹事)
◇閉会の点鐘(会長・桐渕利次君)
◇懇親会
開会の言葉 クラブ奉仕委員長・牧野正高君
会長・幹事花束記念品贈呈
乾杯 副会長・中根常彦君
食事・懇談(余興司会・犬塚浩君)
手に手つないで
閉会の言葉 会長エレクト・近藤憲康君