会長報告:今年次第35回通算第1222回例会

本日3月31日は平成26年度の最終日です。年度は、特定の目的のために定められた1年間の区切り方のことです。日本では国や地方公共団体の会計年度、学校年度など、多くの組織が4月1日から翌年の3月31日までを1年度としているため、一般に年度といえばこの期間を指します。ただし、アメリカでは会計年度は10月から始まり、学校年度は9月から始まるときいています。また、わが国でも米穀年度は11月から始まり、醸造年度は国税庁の規定により7月から始まるというような例もあります。
皆さんは、どんな時に年度の変わり目を実感されるでしょうか。官公庁や学校などにお勤めの方は転勤、昇進、配置転換が年度変わりの最大関心事だと思います。幼稚園や学校に通うお子様がいるご家庭では、入学、卒業、進級などが年度を区切る大きなイベントになるでしょう。そのいずれにも縁のない私は、新しい連続テレビ小説の開始やニュースを担当するアナウンサーの交代に年度を感じる程度です。昨日、密かにファンを自認しているNHKの鈴木奈穂子アナウンサーが朝6時30分からのニュースに出ていなくてがっかりしていたところ、代わりに夜9時のニュースナインに登場したのを見て大喜びした次第です。
小さな私の職場では、年度が替わったからといって転勤はもちろん配置転換すらありませんので、自分や職員の間のマンネリを防止しモチベーションを維持向上させるための工夫が欠かせません。年度初めにはその年度の目標や行動計画を策定しているのですが、そのこと自体が惰性に流れてしまう傾向もあり、なかなか思うようにはいきません。
この点について、ロータリーでは、7月1日から6月30日までを年度と定め(ただし、なぜ7月から6月までなのか、少し調べてみましたが分かりませんでした)、年度替わりにはすべての理事役員委員長が改選されます。常に新しい風を吹き込むことができるこの仕組みはとてもよくできており、最初に考え定着させた先人の知恵には感服するほかありません。しかも、開始の半年前にはその年度が動き始めているのです。
当クラブの2014-2015年度も、400メートルのトラック競技に例えれば2つ目のコーナーの頂点を今まさに抜けようとしているところです。残り4分の1にベストを尽くしたいと思います。引続きのご支援をお願いいたします。
今日は恒例の花見例会です。明日からはやや雨模様とか、二度と同じ光景を目にすることのない満開の夜桜を堪能していただきたいと思います。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」 在原業平
今夜も楽しい例会になりますように。